« カーズ | トップページ | ウォレスとグルミット(字幕版) »

2006年7月26日 (水)

幕末太陽傳

20060310131723s幕末太陽傳
DVDレンタル&販売中
ストーリー ☆☆☆☆☆
映画の作り方☆☆☆☆☆
総合評価  ☆☆☆☆☆

私は、川島雄三という監督は、日本で一番だったのではないかと信じています。この人の作品は、いわゆる当たり外れが激しいのですが、この作品は、すごいと思います。
むかし、栄光なき天才たちという漫画で川島雄三の話があったのですが、そのなかで、この作品のラストは、佐平次が墓場から逃げるだけっではなく、セット、撮影所からも逃げていく(バラス)という設定しするはずだったという下りがありました。当時の制作者たちに反対されこのようなラストになったそうですが、できあがった作品を当時の弟子(助監督)の今村昌平がみて、川島雄三の言うとおりにすればよかった・・・と、言ったそうです。そういう観点から見てみると、すべてバラシて終わるのを見てみたくなりました。
じっくりと昔の作品に浸るのもいいもんですよ(^^)

あらすじ
頃は幕末--ここ品川宿の遊女屋相模屋に登楼したのは佐平次の一行。さんざ遊んだ挙句に懐は無一文。怒った楼主伝兵衛は佐平次を行燈部屋に追払った。ところがこの男黙って居残りをする代物ではない。いつの間にやら玄関へ飛び出して番頭みたいな仕事を始めたが、その要領のよいこと。売れっ妓こはるの部屋に入浸って勘定がたまる一方の攘夷の志士高杉晋作たちから、そのカタをとって来たり、親子して同じこはるに通い続けたのがばれての親子喧嘩もうまく納めるといった具合。しかもその度に御祝儀を頂戴して懐を温める抜け目のない佐平次であった。この図々しい居残りが数日続くうちに、仕立物まで上手にする彼の器用さは、女郎こはるとおそめをいかれさせてしまった。かくて佐平次は二人の女からロ説かれる仕儀となった。ところが佐平次はこんな二人に目もくれずに大奮闘。女中おひさにほれた相模屋の太陽息子徳三郎は、おひさとの仲の橋渡しを佐平次に頼んだ。佐平次はこれを手数料十両で引受けた。あくまでちゃっかりしている佐平次は、こはるの部屋の高杉らに着目。彼らが御殿山英国公使館の焼打ちを謀っていることを知ると、御殿山工事場に出入りしている大工に異人館の地図を作らせ、これを高杉らに渡してまたまた儲けた。その上焼打ちの舟に、徳三郎とおひさを便乗させることも忘れなかった。その夜、御殿山に火が上った。この事件のすきに、ここらが引上げ時としこたま儲けた佐平次は旅支度。そこへこはるの客杢兵衛大尽が、こはるがいないと大騒ぎ。佐平次は、こはるは急死したと誤魔化してその場を繕い、翌朝早く旅支度して表に出ると、こはいかに杢兵衛が待ち構えていてこはるの墓に案内しろという。これも居残り稼業最後の稼ぎと、彼は杢兵衛から祝儀をもらうと、近くの墓地でいいかげんの石塔をこはるの墓と教えた。杢兵衛一心に拝んでいたが、ふと顔をあげるとこれが子供の戒名。欺されたと真赤になって怒る大尽を尻目に、佐平次は振分けかついで東海道の松並木を韋駄天走りに駈け去って行った。

|

« カーズ | トップページ | ウォレスとグルミット(字幕版) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21014/2773402

この記事へのトラックバック一覧です: 幕末太陽傳:

» 幕末太陽傳 [裏:枕草履]
銀だこでタコヤキを買ってきました。 今月の新メニューは「和風キムチ」♪ 銀だこはウマイなあ (^-^) 以前あった「マヨたま」、復活しないかなー。 梅雨らしい天気なんで、家でDVD鑑賞して過ごす。 日本映画の最高峰のひとつ、川島雄三監督の名作「幕末太陽伝」 DVDが発売されてることを知って、ソク購入。お宝リスト入り(笑) 何度観てもフランキー堺の演技は素晴らしく、 川島監督の演出は、軽妙ながら凄みを感じさせる。やっぱり大傑作! 音声がチト悪いけど、現在の技術でもう少し... [続きを読む]

受信: 2006年7月26日 (水) 20時00分

« カーズ | トップページ | ウォレスとグルミット(字幕版) »